2012つくば蘭展

 香る世界遺産・ニオイエビネ 
高貴な香りと花の美しさを誇る欄・ニオイエビネ。一時は絶滅寸前になり
ましたが人工交配繁殖に成功し、復活を遂げつつあります。今年の蘭展
ではニオイエビネの すべてを公開します。

 
かって伊豆諸島の霧深い森ではニオイエビネの花が谷を覆いつくすほど咲き誇っていました。ところが高貴な香りと美しさのため絶滅寸前に追い込まれてしまい、いまではほとんど見ることができません。幸い種子から大量に増やす技術が開発され、絶滅からまぬがれることができました。ここでは人工繁殖した株を使って、失われた自生地の光景をさいげんしています。この種が地球から消えてしまえば、この香りも永遠に失われてしまうのです。


3月11日〜20日筑波実験植物園で特別展示「香る世界遺産ニオイエビネ」が開催されました。私は20日に見学にいきました。


エビネの展示

       
 ニオイエビネ  ジエビネ  コウズエビネ  キエビネ
       
 トクノシマエビネ  タカネエビネ  キリシマエビネ  アマミエビネ
       
 アリサンエビネ  カクチョウラン  ニオイエビネ×キエビネ  ニオイエビネ×ジエビネ
     
 カランテ・ルベンス  スパトグロッティス・アフィニス  タイニア・ホンコンゲンシス  ニオイエビネ×キリシマエビネ


ニオイエビネの香り
生物の多様性にかけがえのないことを、香りで感じていただければと思います。

 
 

     

人工交配

         
 エビネの種子から繁殖
種子をまいて4ヶ月後。栄養の入った無菌の寒天培地の上で多数の種芽している。
 エビネの種子からの繁殖
種子をまいて1年3ヵ月後。発芽した苗を新しい寒天培地に植え替えて、や光がふそくしないようにする。
 エビネの種子からの繁殖
種子を撒いて2年6ヵ月後。無菌の寒天培地から出して、外気に慣らしている、はじめは水苔に植えることが多い
 エビネの種子からの繁殖
種子をまいて3年5ヶ月後。周りの環境になじんで順調に育っている。
 エビネの種子からの繁殖
種子をまいて4年7ヵ月後。そろそろかいかが期待できる大きさに育っている


続く